4月にオープンした、名古屋市西区・浄心のおしゃれなパティスリー「サヴール オン ドゥスール」。パティスリーコンクール「クープ デュ モンド」でも栄誉に輝いたことのあるホテル出身のシェフパティシエ（森山康さん）が腕を振うと、新店ながらスイーツ好きからすでに大人気です。さっそく編集部がお邪魔してきました。

フランス語で“ゆっくりとしたさまざまな味わい”という意味を持つ店名通り、ショーケースにはツヤツヤと輝く宝石のようなケーキがバラエティ豊かに並びます。「毎日通っても飽きないように」と常時15～20種類のショートケーキがスタンバイ。

「ショーケースはケーキ屋の花ですから、味わいはもちろん見た目の美しさにもこだわり、一つひとつ丁寧に仕上げています。夏はフルーツを使ったものが多いラインアップです」と森山シェフ。今回は、この時期におすすめの3種類をピックアップしました。

まずは「サヴール オン ドゥスール」のオープン当時からある「ディジョネ」（520円）。カシスの産地として知られるフランス・ディジョンから名前を取った、カシスのケーキです。

サクサクのタルト生地に、チーズクリームを流したものの上には、軽い食感のカシスのムースが。さらにカシスのピューレを加えた生クリームがムースの周りをデコレート。「華やかなピンクのビジュアルが女性心をくすぐります！チーズタルト部分にもカシスの実が入っていて、まさにカシス尽くし。爽やかな酸味が夏にぴったりのケーキです」。

続いて編集部が気になったのが、黄色のクリームが目を引く「ソレイユ」（520円）。ヘーゼルナッツを使ったダッグワーズ生地に紅茶のクリームとマンゴーのクリームをサンド。さらに上にはホワイトチョコレートとマンゴークリームを合わせたものを絞っています。「紅茶のクリームはアールグレイを使用しているので、香りが華やか。そしてサンドされたマンゴークリームにはバターが入っているとのことで、しっかりとコクのある味わいが楽しめます」。

最後は、夏に食べたくなるカップスイーツの「アグリューム」（530円）。ツヤツヤとルビー色に輝くグレープフルーツが美しい一品です。下からホワイトチョコレートが入ったオレンジのジュレ、レモンの果肉入りコンポート、ライムの果汁を使った軽いムース、グレープフルーツの果肉＆ジュレと、名前の通り（アグリューム＝柑橘）柑橘系のフルーツをたっぷりと使っています。「カップは大きめですが、重くないのでペロリと食べられちゃいます」。

また、ショートケーキの他にも、焼菓子もいっぱい。「サヴール オン ドゥスール」の新たな名物としてチカラを入れているパウンドケーキ「ケーク」は、焼菓子ながらショーケースに。「パウンドケーキなので食べるときは常温が好ましいのですが、日持ちが良くなるので、持ち歩きは要冷蔵を推奨しています」と森山シェフ。ドライフルーツはジューシーなセミドライを使用したり、味によってパウンド生地の配合を変えるなどこだわり満載です。

注目の名古屋西区・浄心の新パティスリー「サヴール オン ドゥスール」へ、ぜひ訪れてみてください。

サヴール オン ドゥスール（PATISSERIE SAVEURS EN DOUCEUR）

（電話）052-908-1525
名古屋市西区浄心1-8-36　10:00〜19:30　火曜、第1・3水曜休　Pなし
詳しくはお店のインスタグラムをチェック