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【6/20・21愛知公演】新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』 米沢唯さんインタビュー【PR】

【6/20・21愛知公演】新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』 米沢唯さんインタビュー【PR】

2020.02.22

今年の6月、2018年の初演で高い評価を得た新国立劇場バレエ団による『不思議の国のアリス』を、愛知県芸術劇場で上演!愛知県出身のプリンシパル・米沢唯さんに、公演の魅力とともに、バレエに対する思いを伺いました。英国を代表する作家ルイス・キャロルの 『不思議の国のアリス』を題材にした、エンターテインメント性と芸術性を兼ね備えた華やかな舞台に乞うご期待!
撮影 / 海野俊明

PROFILE
愛知県出身。塚本洋子バレエスタジオで学ぶ。2006年に渡米し、サンノゼバレエ団に入団。10年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団し、『パゴダの王子』で初主役を務め、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』ほか数々の作品で主役を踊る。13年プリンシパルに昇格。19年に愛知県芸術文化選奨文化賞ほか受賞多数。

 

2010年に新国立劇場バレエ団に入団され、この10年を振り返っていかがですか?

早かったですね。あっという間で、怒涛のようでした。実は名古屋にいた頃は、新国立劇場バレエ団を知らなくて(笑)。バーミンガム・ロイヤル・バレエ団に入りたくて、芸術監督のディビッド・ビントレーさんにオーディションを受けたいとメールを送りました。私の演技を収めたDVD映像を見ていただいたら、「今度、 新国立劇場バレエ団のディレクターになるから、オーディションに来ないか」と誘われたのが入団のきっかけです。何も知らないまま入ったら、皆さんプロ意識が高く素晴らしいダンサーばかり。「うわぁ、こんな凄いバレエ団があったんだ!」と驚きました。そこから10年間、必死に踊ってきました。私は、ビントレー さんに見つけてもらって、大原永子先生 (新国立劇場舞踊芸術監督)に育ててもらったと思っています。
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今回主役を演じられる『不思議の国のアリス』は、大変有名な作品。原作は随所に言葉遊びが散りばめられるなど、英国らしさが溢れています。踊っていて、そう感じたことはありますか?

バレエは言葉で表現することはないですが、セリフが聞こえてくるようなところや、パペットをバレエの舞台で用いる遊び心が英国らしいなと感じました。子どもの頃、演出家だった父が寝る前にいつも児童書を読んでくれたんですが、その中のひとつが『不思議の国のアリス』でした。だから、作品の随所に、私が子ども時代に大切にしていたものが散りばめられていて、役作りをしなくても、すぐにその世界に飛び込めました。まさに “不思議の国”に飛び込んでいくみたいな感じです。

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撮影 / 鹿摩隆司
Alice’s Adventures in Wonderland© by Christopher Wheeldon
Designs by Bob Crowley
Puppetry design by Toby Olié

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撮影 / 鹿摩隆司
Alice’s Adventures in Wonderland© by Christopher Wheeldon

米沢さんにとって、この作品の一番の魅力はなんでしょうか?

『不思議の国のアリス』は、振付も映像も美術も…全部が見どころと言っても過言ではないぐらい魅力がてんこ盛りです。だから、原作を知らないと楽しめないのでは…という不安は不要です!小さいお子さんから大人まで、初めてバレエを観る方にも 、きっと多くの方に楽しんでいただけると思います。この作品で初めてバレエを観て、他の公演にも足を運ぶようになった知人もいるので、『不思議の国のアリス』がきっかけとなり、 バレエに親しんでいただけたらうれしいですね。英国の作家ルイス・キャロル原作『不思議の国のアリス』を題材に、気鋭の振付家クリストファー・ウィールドンが振付を手掛ける本作。「アジアでは唯一、新国立劇場バレエ団だけが上演を許可され、2018年に初演、大好評を博しました。国内最高峰のバレエダンサーたちが繰り広げる、華やかなパフォーマンスに誰もが酔いしれるはず。

撮影 / 鹿摩隆司
Alice’s Adventures in Wonderland© by Christopher Wheeldon201810311521041[1]

バレエ初心者の楽しみ方を教えてください。

バレエの魅力は、まず“生”である ということ。映像ではなく、“生身の人間”と“生のオーケストラ”が一瞬一瞬を作っていることが大きいと思います。人間が“生”で作り出すパワーの凄さを、ぜひ劇場で感じてほしいですね。

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バレエは、演劇やオペラと異なり、言葉による台詞がありません。肉体の限界まで極めた“踊り”が、言葉を超越した“表現力”を持ち、物語を紡いでいきます。舞台上で繰り広げられるバレエダンサーとオーケストラが一体となった繊細かつ力強いパフォーマンスは、映画やテレビなどでは体験できない感動が詰まっています。バレエ最大の魅力をぜひ体感して。
撮影 / 鹿摩隆司
Alice’s Adventures in Wonderland© by Christopher Wheeldon

今回の愛知公演で、「愛知県芸術劇場で全幕バレエの主役を踊る」という長年の夢が実現するそうですね!

はい!愛知県芸術劇場は、私が「世界バレエ&モダンダンスコンクール」のガラ公演に出た頃にできたばかりで、本当に大きくて立派な劇場だと、愛知出身者として自慢でした。共演のダンサー仲間と共に「この劇場で踊れるって凄いよね。いつか、ここで全幕踊りたいなぁ」と、ずっと思っていました。夢って叶うんですね!

 

最後に、愛知県の皆さんにメッセージをお願いします。

新国立劇場バレエ団は本当に素晴らしいバレエ団で、そこで自分が踊っていることにとても誇りを感じています。そのバレエ団を愛知県の人たちにも見てほしいという思いがずっとあって、しかも私がずっと大好きだった愛知県芸術劇場の舞台で「新国立劇場バレエ団」として踊れるという夢が実現することは、言葉では言い表せないほどの喜びです。夢が実現するという感慨深い思いと、愛知県の皆さんに観ていただきたいという思いでいっぱいです。ぜひ観に来てください!

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撮影 / 鹿摩隆司
Alice’s Adventures in Wonderland© by Christopher Wheeldon

 『不思議の国のアリス』

日時
2020年6月20日(土)・21日(日)
14:00~(上演時間は約2時間50分・休憩2回含む)
会場
愛知県芸術劇場 大ホール(名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター2階)
料金
S席1万8000円、A席1万4000円、B席9000円(U25 4500円)、C席6000円(U25 3000円)、D席4000円(U25 2000円)、プレミアムシート2万2000円
※U25は公演日に25歳以下(要証明書)
※3歳以下の入場不可
予約方法
[Web予約]
愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/
チケットぴあ(Pコード:498-863)
https://t.pia.jp/
[電話予約]
愛知芸術文化センタープレイガイド
052-972-0430 
問い合わせ
愛知県芸術劇場
052-971-5609 
公式サイト
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000306.html
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