ピクトグラムの第一人者「太田幸夫の絵文字デザイン展」開催中
2012.08.03
私たちの暮らしの中には、さまざまな絵文字、シンボルマークがいっぱい。
トイレ、エレベーターなどの施設やお店で見かけるものや、
道路標識や危険や禁止を知らせるもの、
車椅子サイン、品物に記されているリサイクルマーク…。
このような絵文字は「ピクトグラム」と呼ばれ、
言語や年齢、文化などの違いを超えて、より多くの人が、
視覚で直感的に意味が理解できるようデザインされています。
おなじみのこの「非常口」マークは、今や世界中で使われています。
「非常口サイン」国際規格検討デザイン(決定案)1980年
このマークの作者は、刈谷市出身のグラフィックデザイナーの太田幸夫さん。
刈谷市美術館では、ただいま「太田幸夫の絵文字デザイン展」を開催しています。
展覧会では、太田さんが手掛けた様々なピクトグラムのパネル展示や、
資料や写真、映像、製品、書籍などで制作過程を紹介。
太田さんの手掛けた作品を、ちょっとだけご紹介。
「経済産業省」シンボルマーク
広場
視覚言語「LoCoS」/喜び・楽しみ
また、太田さんが委員長として、国家規格の原案を作成した蓄光式の避難誘導システムを、
真っ暗な部屋で体験できるコーナーも!
開催中は、作品解説ツアーや太田さんの講演会などのイベントもあるので、
お問い合わせを。
ピクトグラムは、
「いのちを守る絵文字」「目で見ることば」というビジュアル・コミュニケーション。
作者のデザインに込めた可能性と、思いやりも感じることができるでしょう。
展覧会とおして、誰もが安全・安心して暮らせる生活環境について、
見つめ直す機会になりそうです。
太田幸夫の絵文字デザイン展
場所/刈谷市美術館 1階展示室(第1、特別展示室) 刈谷市住吉町4-5
開催期間/7月21日(土)~9月2日(日)
開館時間/9:00~17:00(入館は~16:30まで)※8/19は~19:30まで開館
休館日/月曜日
入場料/無料
お問い合わせ/tel.0566-23-1636
http://www.city.kariya.lg.jp/museum