情緒豊かな京都町家 “光安”
2014.12.01
金閣寺の紅葉と美しい景色を存分に楽しんだ後は、
やっぱり美味しい京都の和食でさらに日本を感じたいッ!
と、言うことで、上京区にある “光安” さんに伺いました。
こちらは以前に東洞院通で営業されていましたが、
その時もミシュラン二つ星でした。
そして、2013年秋にこちらに移転され、
2014年11月発売のミシュラン関西2015で星を奪還されました。
1日2組、1組6名まで。
店主の料理へのこだわりがうかがえます。
外観は築150年の町家の雰囲気を残し、
店内はその当時を思わせるほどシンプルなお部屋。
中央に厨房があり、向かい合わせるようにして客間があります。
他のお客様の声も聞こえることなく、穏やかな灯りの中、
ゆっくりとした時間の流れにたっぷりと身を任せすことができました。
お席に座り、
木目の美しさに、
これからお出しいただくお料理に期待がふくらみました。
腕物。
お椀の蓋の雫が何か、ご存知ですか?
茶席のならわしで、まだ誰も手をつけていません、というお印なのです。
マナガツオのお造り。
これはお造りでいただいたのは初めてでした。
私はこのブログでも紹介させていただいているとおり、
いろいろなところにお食事に行っています。
和食も星付きのところを回り、そのつど感動をいただいてきました。
けれど、この “光安” の感動は、他とはかけ離れていました。
あくまでも個人の感想ですが、
お料理の一品一品が全てがストライク!
もう少しこうだったら……とか、そんなのが微塵もないほどでした。
器へのこだわりからも、温かさが伝わってきます。
食材はもちろん、店主の時間をかけたていねいな支度が、
お料理に反映されているようです。
また、お料理には食材と品数の違いで1万円と1万5000円がありますが、
こちらはミシュラン二つ星。
ちょっとあり得ないようなコストパフォーマンス!
驚きのお値段の設定です
素晴らしく穏やかで静かな空間の中での素晴らしいお料理。
想像以上のおもてなしをしていただきました。
私史上最高の和食に巡り会えた気持ちです。
帰り際に、光安さんとお話しさせていただいたのですが、
とっても謙虚で穏やかな方でした。
想像では頑固な店主のイメージでしたが、ここも素晴らしい裏切り。
お店に入ってから出るまで、とても心地よく過ごさせていただきました。
この心地よさにまた浸りたくて、次回の予約を入れていただきました。
そして帰り際には店主の光安さんとご一緒に……パチリッ (^_-)-☆