得仙
2014.09.03
名古屋市にある『得仙』は、予約待ち10年! といわれるほどの、
予約困難なお店なんです。
伝統ある敷居の高いお店で、一見さんはまずお訪ねすることができないといわれています。
私が今回おじゃますることができたのは、
予約の権利を持っていらっしゃる方からとっても嬉しいお誘いをいただけたため。
……権利?
そうなんです! こちらはお店が予約の日程を告げて、
お客様がそれに合わせてお店を訪ねるといったかたちなのです。
しかも予約は部屋単位!
12人とか16人とか、和室のお座敷に用意されているお席の数に
合う人数で予約しなくてはなりません。
その予約の権利を持っていらっしゃる方からのお声がけがあれば、
晴れてこちらのお料理を楽しむことがきるというわけなのです。
普通ではなかなか入れない特別なお店! ということですね (^^)
まずは……鴨肉。
銀杏の緑が目に鮮やか、季節を感じさせてくれて、美味しかったぁ〜♡
鱧とエビとトロのお造り。
梅肉とお醤油の二味で楽しませていただきました。
鱧寿司。
フワフワの鱧は甘辛くコクのあるお味で、押し寿司のとの相性は抜群!
ここでこれが来ちゃった! って感じで食欲が増す増すぅ〜♡
そしていよいよ鱧鍋。
よほどていねいな拵えがしてあるせいか、
これ以上ないくらいにフワフワに仕上がっていました。
ポン酢でいただきましたが、
またこのポン酢の柑橘の利かせ方が歴史を物語ってる!
と思いながらお味を楽しんでいました。
私は割と皆さんのお話ししているのを聞きながらお料理を楽しむタイプなので、
ほとんどこの時点では無口に近い人、です (^^)
しめのお雑炊。
松茸の香りがお出汁に良く移っていて、
その食感と香りに秋を感じる時間を過ごしました。
とっても香りが高く小ぶりで身が締まっていたので国産かと思いましたが、
訊ねてみたらインポートということでした。
今では国産の松茸は入手困難で、手に入っても信じられないような価格。
とてもお店に出して次々とさばけるようなものではありません。
輸入物でも素材を吟味するとこれほど美味しくいただけるのかと、
その素材選びの確かさにも感心させられました。
デザートのメロン。
とっても甘くてジューシー。美味でした。
追伸:ちなみに鱧鍋の季節は予約が取れるかも! っという情報でした。