京都「西芳寺」
2013.09.15
連休初日の昨日は家族と西芳寺に行ってきました。
こちらのお寺は拝観申込みが必要で、往復はがきにて申込みし、指定された時間に受領書を持参して参拝する形式です。
昭和52年にこの形式にするまでは、車が渋滞し大変な混雑だったそうです。
平成6年に世界文化遺産に登録されたそうですが、
参拝客も限られているぶん、とても静かで落ち着いて拝観することができました。
まず、最初は本堂にてお経をあげて戴き、墨で写経、お札に願い事を書いて奉納します。
その後はお庭を自由に鑑賞することができます。こちらからが庭園です。
心の字を形どる黄金池を中心とした池泉回遊式庭園。「苔寺」の名前の通り、手入れされた苔が素晴らしいお庭でした。
ぐるっとひとまわりするのですが、場所によって本当に表情が変わり、その変化を愉しめました。
奥には小さな舟もおいてありました。
こちらは禅の厳しい修行道場だったそうで、足利義満もここを訪れて座禅を組んだとか。
その時代に思いを馳せることができました。
帰りがけに見たこちらの立札が印象的でした。
苔寺の庭園に癒されるのは自分たちの今の生活や血につながりのあるものとしてなつかしみ受け取ろうとする心が残っているからなのでしょうね。
「忙中閑あり」。忙しい毎日の中で家族ととても穏やかな時間を持てたことに感謝の一日でした。