夏休みは、1泊2日で比叡山へ ①
2015.07.24
7月1日にリブランドオープンした「星野リゾート ロテルド比叡」。
プレス発表会の模様は先日、ブログでご紹介しました→コチラ
発表会に参加しただけではなく、1泊のんびり贅沢いたしました~(^^)v
そんな旅レポをつづりたいと思います。
発表会の後は、「星野リゾート ロテルド比叡」さんのエスコートで、比叡山延暦寺へ。
この日は、雨が降ったり止んだり、そのうえ霧。
「お天気が悪くて残念だな」と思っていましたが、
比叡山延暦寺の森閑な空気に、霧が漂うことで背筋がビシッ!
霧が立ち込めた景色は、墨絵の世界。
ちなみに、延暦寺というお寺があるわけではありません。
比叡山内の境内地に点在する約150の堂塔の総称を延暦寺と呼びます。
霧のため視界が悪いのですが、逆に霧のおかげで、
突然、スッと根本中堂が出現するような感じで感動しました。
東塔地区の根本中堂は、延暦寺の総本堂。
1200年間も灯り続けている「不滅の法灯」も安置されています。
通常、本尊は参拝者の目線より上に位置していますが、
こちらの本尊薬師如来像は、「仏凡一如(仏も人もひとつ)」という教えから、
参拝者と同じ目の高さにいらっしゃいます。
比叡山延暦寺というと、日本の仏教の聖地で、
「千日回峯行」などの厳しい修行の場としてのイメージがありませんか?
さぞ、ピリリとした不作法も許されない…と思い込んでいたのですが、
お坊さんがユーモアたっぷりに本尊の説明をしてくださるなど、
厳かでいて和やかな、やさしいお寺だなと思いました。
もちろん内部は、撮影禁止。
他より少し低い位置にいらっしゃる本尊薬師如来像の存在感は、ぜひご自身の目で感じてください!
「星野リゾート ロテルド比叡」に宿泊すると、
毎朝、根本中堂で行われている勤行に、特別参加できます。
地元の人でも通常は参拝できない時間帯に、宿泊者だけに設けられたお勤め体験です。
(写真は、星野リゾート ロテルド比叡さんからお借りしました)
根本中堂を後にした私たちは、営業距離日本一のケーブルカー・坂本ケーブルの「延暦寺駅」へ。
「延暦寺駅」は、近畿の駅百選に認定された趣のある建物。
フォトジェニックな駅なのですが、私の写メの腕ではここまで…汗。
車内もレトロな造りで、わくわく♪
霧が無ければ、木々の向こうに琵琶湖!というパノラマビュー!!
このケーブルカー、「縁」と「福」の車体があるそうで、乗車券をお守りにするといいことがあるとか!
終点の「坂本駅」の駅舎も、昔の映画に出てきそうな素敵な造りでした。
比叡山延暦寺の門前町・坂本は、歴史的な史跡や神社・仏閣も集まった、趣のある街並み。
織田信長や豊臣秀吉から絶大な信頼を得ていた石工集団「穴太衆(あのうしゅう)」たちの、
手による石積みが街の風情を盛り上げていました。
そして案内してもらったのが、創業290年の老舗そば屋「本家鶴喜そば」。
たたずまいも素晴らしく、聞けば築130年で登録有形文化財にも指定されているとか。
お昼ご飯を食べた私たちは、今回はおそばではなく、そばアイスをいただきました。
一緒に添えられているのは、そばかりんとう。
これがおいしいのなんの!
そばの香りがぶわーっと口の中に広がり、やさしく甘い…。
このアイスの味と、壁の向こうから聞こえるそばを小気味よくすする音に、
「次来たときは、絶対、ざるそば食べよっ」と心に固く誓いました(笑)。
「星野リゾート ロテルド比叡」では、「延暦寺・門前町坂本を巡る観光ゴールデンル―ト」を提案しています。
ホテルの所在地は京都府ですが、滋賀県大津市に位置する延暦寺とは続き地。
昔から京都より大津市坂本との結びつきが強く、その文化や歴史を旅で楽しんでほしいとの思いから、
「観光ゴールデンル―ト」を発案したとか。
そんな散策を終えて、「星野リゾート ロテルド比叡」へ戻りましょう。
さっきそばアイスを食べたけど、ディナーは何かな?
…と、長くなってしまったので、ホテルのお話は、また次回。
延暦寺と坂本の町が素敵だったので、ついつい書きすぎてしまいました(汗)
桑原