小笠原伯爵邸 邸宅探訪
2014.02.19
食いしん坊の私らしく、
レストランでのお食事の話が先になっちゃいましたが、
実は同時に邸宅の内部を拝見しながら
歴史探訪をさせていただきました。
小笠原伯爵邸が建てられたのは、1927年。
旧小倉藩主の小笠原家第30代当主、小笠原長幹伯爵の本邸として、
当時とても珍しかった本格的なスペイン様式を取り入れて建築されました。
かつて貴族達が集い、社交の場となっていた本物の邸宅です。
玄関の欄間の装飾は、ぶどうと鳥と鳥かご。
天窓のステンドグラスには大空を舞う鳥が……。
伯爵は鳥好きだったのだそうです。
旧食堂のイスとテーブル。
テーブルは伯爵家の当時のものだそうです。
旧客間の窓にもステンドグラスが……。
小花を寄せ集めた図柄は、
天窓の鳩と同じ小川三知氏のデザイン。
この邸宅は第二次大戦後、都の児童相談所
に利用されていたのですが、
老朽化のために閉鎖され、荒廃する一方だったとか……。
都が復旧費用の完全負担を条件として
民間への貸し出しを決めた結果、
現在の姿に甦ったのだそうです。
華麗さと重厚さ、そして美しさを取り戻した空間で、
その当時の貴族達の華やいでいた様子や
会話に想像を膨らませながら、
美味しいお食事とワインをいただいたのでした。
素敵な時間を過ごせたなァ〜(^^)
































